「フリー・ソウル」というのはジャンル名としては適当ではないかもしれません。
これは、カフェ・アプレミディを立ち上げた橋本徹氏が提唱した、「フリー・マインド」なソウルミュージックの通称です。
ここにはポップスもあればブラジル音楽もある、ソウルのようなソウルでないような、不思議な魅力に溢れた音楽が集っています。
一時期はブームとさえ言えるムーヴメントを引き起こしましたが、今ではすっかり定番になったと言っていいと思います。
エヴァーグリーンなソウルマインドを感じさせる音楽。
そんな素晴らしい音楽の中から、入門用としてオススメのアルバムをセレクトします。
「FREE SOUL LIGHTS」/Various Artists

フリーソウルのコンピレーションも数多く出ましたが、最初の一枚にぴったりなのがこの「FREE SOUL LIGHTS」。
タイトル通り、「光」をイメージさせる眩しい名曲がずらり。
スウィート・チャールズのキュートなレアグルーヴ「Yes,it’s you」、定番中の定番のジャクソン・シスターズ「Miracles」。
ダイアナ・ロスの泣きの名曲「One love in my lifetime」からあま~いスウィート・グルーヴ、オハイオ・プレイヤーズの「Sweet sticky thing」まで。
一曲の外れもなく最後まで疾走する選曲は見事!の一言。
個人的に一番好きなのは、地味ですが軽快なアコースティック・グルーヴが心地良いセヴリン・ブラウンの「Stay」です。
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「FREE SOUL MOON」/Various Artists

フリーソウルシリーズの中でも、女性ヴォーカルの傑作が多く収録されているのが「FREE SOUL MOON」。
アリス・クラークの超傑作レア・グルーヴから、マデレインやドリスのポップでパワフルなソウル・サウンドまで。
オリジナルはいくらしていたのかわからないほどレアだったらしい、レイド・インクの楽曲も奇跡的に収録。
マキシン・ナイティンゲイルの「If I ever lose this heaven」なんかが入っているあたりが泣かせます。
グルーヴィーでポップなナンバーがバランスよく並んでいるので、これから入るとわかりやすいかも。
ちなみに私のフリーソウル初体験はこのアルバムでした。
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「FREESOUL:the classic of Minnie Riperton」/Minnie Riperton

ミニー・リパートンの天使のように優しいソウル・ミュージックは、フリー・ソウルを語る上で外せない存在です。
誰もが知っている名曲「Lovin’ you」のあの鳥のさえずりのイントロは、子供を寝かしつけている時に出てきたアイディアだとか。そんなエピソードまでが素敵です。
イントロのアコギのカッティングが超お洒落な「Simple things」も名曲中の名曲。
ソウル・ミュージックというと男っぽい音楽が頭に浮かぶ人も多いかもしれませんが、こんな柔らかい音楽も立派なソウル。
そこに感じる「愛」こそが、彼女の音楽を永遠のものにしてくれたんだと思います。
フリーソウル云々を抜きにしても絶対に聴いてほしい、何十年経っても色褪せないソウルがここにあります。
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「フリー・ソウル : ジャクソン・ファイヴ」/Jackson Five

フリーソウル感覚でセレクトされたジャクソン・ファイヴのベスト盤です。
ジャクソン・ファイヴについては言うまでもないとは思いますが、あのマイケル・ジャクソンが子供の頃活躍していた兄弟グループです。
「I want you back」「ABC」「Never can say goodbye」「I’ll be there」などのモータウン・クラシックも勿論収録されています。
次々に繰り出させるポップで元気溢れる曲に誰もがハッピーになってしまうこと間違いなし!
踊れるダンスナンバー、しっとりとしたバラード、バラエティ豊かな選曲が素晴らしいです。
個人的には冒頭2曲がクリスマスソングだったのが嬉しかったです。
何故こういう構成だったのかはちょっと謎ですが(笑)。
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「Hutson」/Leroy Hutson

リロイ・ハトソンの温かく軽やかな歌声は、聴いているとどこか別の場所へ連れていってくれるような感覚になります。
90年代のアシッド・ジャズにも多大なる影響を及ぼした彼の音楽は、今でも全くその輝きが色褪せません。
名曲「All because of you」で始まる本作は、彼のスウィートなソウル感覚が見事に開花した名盤。
グルーヴィーなリズムに乗る軽快なサウンドと優しいメロディがたまらなく気持ちいいです。
こんなにも美しいメロディってあるんだ…と感動すらしてしまう「It’s diffrent」の素晴らしさ。
一度手に入れたら一生手放したくなくなってしまう、そんなアルバムです。
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「C’mon and join us」/Alzo & Udine

フォーク・ロック的なサウンドと、ラテンテイストを感じさせるリズムがまさしく「フリー・ソウル」的な、アルゾ&ユーディーンの決定的名盤。
コーネリアスが「パーフェクト・レインボウ」で見事にパクった(笑)、「Hey,Hey,Hey,she’s OK」が有名ですが、その他の楽曲もそれに負けないくらい素晴らしいです。
メロウな雰囲気が心地良い「Rain」、タイトなリズムがかっこいい「C’mon and join us」が個人的にはお気に入り。
捨て曲が一切ないアルバムなので、よく部屋で何度もリピートしながらずーっとぼーっとしてたりしました。
ソフトロック的な感覚も感じさせるハーモニーも魅力的な、絶対オススメのアルバムです。
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