
オススメ度:★★★★★
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タワレコ
シカゴ音響派の雄ジム・オルークの99年発表大傑作アルバム。
90年代にガスター・デル・ソルで活躍していた時から高い才能は評価されていましたが、まさかソロでこれほどすごい作品を作り上げるとは多くの人が思っていなかったのでは。
ヘッドフォンで聴くと頭がトリップしてしまいそうなサイケデリックな音響、夢心地のドリーミーなフォーキー・エレクトロなサウンド、ソフトロックと言ってもおかしくない極上のメロディ&ハーモニー。
まさに全てが美しく溶け合った最高の内容で、90年代のミュージックシーンを代表する一枚と言っても過言ではないと思います。
全曲素晴らしいですが、やはり冒頭の「Prelude to 110 or 220/Women of the World」が一際印象的。
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オススメ度:★★★★☆
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タワレコ
「天才」とも謳われる女性サックスプレイヤー佐藤恭子率いるジャズバンド、ネイション・オブ・ザ・マルチバースの2008年10月リリース作。小林径のレーベルPRAVDAの第3弾作品です。
ダンサブルな面とスピリチュアルな面をバランス良く兼ね揃えたグルーヴィーなジャズが満載で、とにかくクール。ジャイルス・ピーターソンが絶賛していたというのも頷けます。
佐藤恭子のプレイも素晴らしく、女性とは思えないほどパワフルにブロウしますが、決して自己主張が強くなることなく全体のバランスを考えた構成になっているのもお見事。
そして何よりすごいのはコンポーザーとしての実力。
本作も全曲がオリジナルですが、それが信じられないほどクオリティが高いです。
松浦俊夫が年間ベストトラックとしても挙げていたマッコイ・タイナー「African Village」のアフロ・モーダルカヴァー、マンデイ満ちるをフィーチャーした美しいジャズ・ワルツ「Butterfly」、クールなジャズダンサー「Dee-Dah」などは既にクラブクラシックと言っていいほどの風格すら感じます。
そして美しいエンディングの「Show Me the Sunshine In Your Breast Pocket」。
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オススメ度:★★★☆☆
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叙情的なジャケットも印象的な、アメリカのインディーロックバンド、ロケットシップの1997年作品。
コーネリアス小山田圭吾も好きだったらしく日本盤はトラットリアからのリリースでした。
もう10年以上前の作品ですが、ギターポップ好きには今なおカルト的な人気を誇る裏名作です。
ヨ・ラ・テンゴ×ステレオラブ、とでも言えばいいのか、ネオアコ風に掻き鳴らされるギター、マイブラ風ノイジーギター、チープなシンセ、ヘタウマな男女混声ヴォーカルが独特の雰囲気。
個人的に一番好きなのは「I’m Lost Without You Here」。
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オススメ度:★★★★☆
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1940年代から活躍したラウンジ・ミュージックのパイオニア、スリー・サンズのベストアルバム。
アコーディオン、ギター、オルガンという編成を基本にムーディーなサウンドを極上の心地良さで聴かせてくれます。
このベスト盤は「レトロ・フューチャー・ラウンジ・ミュージック」というシリーズの監修で制作されたもので、現代の感覚からセレクトされているので、単なるレトロではなくどこかモダンな感覚が。「スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック」なんて言葉で紹介されたりもしました。
日本人にはお馴染みの「あめふり」(ピッチピッチ チャップチャップランランランー♪というあれ)や「靴が鳴る」(おててつないでー♪というあれ)などもカヴァーされているのもなかなか興味深いところですが、今日ピックアップするのはオリジナルナンバーの「インターミッション・タイム」。
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オススメ度:★★★★★
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タワレコ
デンマークの名ピアニスト、ベント・アクセンの1960年録音作品のリイシューCD。(オリジナルLPはウン十万円…)
ジャズ・クインテット60のメンバーらをバックにヨーロピアン・ジャズの真髄と言えるシャープな演奏が冴えまくる大傑作で、須永辰緒、ニコラ・コンテらジャズ系DJから熱い支持を受けて
います。
その最たるのが冒頭の「To Iskol’ Hof」。
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オススメ度:★★★★★
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タワレコ
私個人の音楽観に大きく影響を与えたジャンルの一つがバーバンク・サウンド。
バーバンク・サウンドはソフトロックに分類されることも多い美しいハーモニーと映画音楽的なノスタルジックでカラフルなポップサウンドを組み合わせた音楽。(ざっくり言うと)
今日紹介するのはそのバーバンク・サウンドの代表的グループ、ハーパース・ビザールの1967年発表のファーストアルバム。
以前紹介したこともある彼らのサードアルバム『シークレット・ライフ』がアルバム単位での最高傑作とすれば、本作は楽曲単位で最も粒揃いな作品で、個人的にも超愛聴しました。
(どのアルバムも愛聴しているんですが)
タイトル通り最高にハッピーな「ハッピー・トーク」、サイモン&ガーファンクル「フィーリン・グルーヴィー」の軽やかなアレンジ、美しいコーラスワークが絶品な「アイ・キャン・ヒア・ザ・ダークネス」などの素晴らしいナンバーが目白押しで、よくファーストでこれだけ完成度の高い曲が揃ったなぁと今更ながら感心してしまいます。
そして最高すぎるのがラストに収録された「サイモン・スミスと踊る熊」。
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オススメ度:★★★★☆
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ピエロ・ウミリアーニが1976年にTV、ラジオ向けに300枚のみリリースしたライヴラリー・アルバムの復刻CD。
ウミリアーニという人は本当に多彩で、サントラを中心にキッチュなモンド、心地良いラウンジ、美しいオーケストラのスコアなど様々な音楽をいずれも高い完成度で作り上げています。
同時にイタリアではジャズの才人としても知られていて、バッソ=ヴァルダンブリーニを従えた『禁じられた欲望』サントラやヘレン・メリルの『ローマのナイト・クラブで』など、数多くのジャズ傑作も残したことでも有名。
本作はそんなジャズサイドのウミリアーニが好きな人も満足できる内容で、オスカー・ヴァルダンブリーニやディノ・ピアナら重鎮ジャズメンが参加しています。
どの曲もリズムセクションはファンク寄りのタイトなビートを叩き出しているのがすごく良く、フロア映えしそうなナンバーが並びます。
※U.F.O.のラファエル・セバーグもDJでヘヴィプレイしていたらしく、ライナーノーツにもコメントを寄せています。
スリリングなホーンとピアノのせめぎ合いがクールなタイトルトラックが一番人気だと思いますが、「Urban Network」も個人的にはお気に入り。
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オススメ度:★★★★☆
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タワレコ
カナダのヒップホップグループ、スペシフィクスの2004年デビューアルバム。
スペシフィクスの特徴といえば抜群のサンプリングセンスで構築されるジャジィ&メロウなトラック。
淡々と絡むラップもクールです。
とはいえこの種のスタイルは珍しくないわけで、サウンドメイキングのセンスが個人的には一番重視するポイント。
その意味でこのアルバムに収録された「Under The Hood」は、群を抜いた名曲。
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オススメ度:★★★★☆
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日本でブラジル音楽の人気が定着して久しいですが、多くのディスクガイドブックなどでも紹介されるのを見かけたことがない謎のグループ、ディアンジェロ。
勿論有名なR&Bシンガーのディアンジェロとは全く別で、1960年代後半から1970年代にかけてナイトクラブでのハウス・バンドやスタジオ仕事でキャリアを積んだブラジリアン・ソウル/ヤングサンバ系グループだそう。(メンバー構成など詳細は不明)
このアルバムも録音年など不明ですが、驚くほど良い内容。
収録曲はカヴァー中心で、ブラジリアン・ソウルの巨匠チン・マイアのナンバーが5曲収録されているため、もしかすると制作に関わっているのかもしれません。
ジャケットの雰囲気から少し窺えますが、いわゆるセルジオ・メンデス・フォロワーに近い混声コーラスのソフトロック・ボッサをベースに、ソウルやファンクのテイストも盛り込まれているといったサウンド。このためソフトロック系ながらグルーヴィーなのが非常に良いです。
「Tighen Up」ライクなリズムセクションのアッパーチューン「Eu Tambem Quero Mocoto」も最高なんですが、ベストトラックとなると「Curto de Veu E Grinalda」でしょうか。
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オススメ度:★★★★☆
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タワレコ
トロンボーン奏者のピーター・フレドリクソンを中心としたスウェーデンのジャズバンド、クワイエット・ナイツ・オーケストラの2009年発表の初フルアルバム。
トロンボーン、トランペット、テナー・サックスの3管フロント+リズム・セクション+パーカッションという7人に女性ヴォーカリストのソフィー・ノーリンを加えた編成で鳴らされるサウンドは、かなりモーダル色が濃いもので、「ファイヴ・コーナーズ・クインテットに対するスウェーデンからの回答」などと評されていたのも頷けます。
演奏力も高く、ラテンテイストとモーダルジャズが美しく溶け合う「Looking East」や重厚なモーダル「Helsinki」、ラース・リーステットのクラブジャズクラシック「The Runner」カヴァーあたりは実にクール。
ソフィー・ノーリンの美しいヴォーカルをフィーチャーしたヴォーカル曲も非常に良く、ワルツテイストの「Chapter One」、ジャズボサテイストの「Swell」、爽やかなボッサ「Sun」、モーダルな「Stockholm」などが秀逸。
これらの傑作オリジナル曲に混じって異彩を放っていたのが、スタンダード曲「Fly Me To The Moon」カヴァー。
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