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Wouter Hamel(ウーター・ヘメル)『Hamel』


Wouter Hamel(ウーター・ヘメル)『Hamel』

オススメ度:★★★★☆ iTunes Store | Amazon | タワレコ

楽しみなジャズシンガーがオランダから登場しました。
名前は、ウーター・ヘメル。

ジャケット写真を見ても分かる甘いマスク、“シルクの声を持つジャズ界のプリンス”“新世代のフランク・シナトラ”などというちょっと痒くなってしまうような(笑)キャッチコピー。

実際に聴くまではどうしてもギミックの雰囲気でしたが、いざ聴いてみると、これは素晴らしい。

予想よりも渋い雰囲気の、優しくも繊細な歌声に驚きました。

プロフィールを見ると、メル・トーメやマーク・マーフィーに影響を受けたそうです。なるほど、納得。

適度にポップなアレンジが施されたジャジーでスウィンギーなバッキングとメロディは新しさはありませんが、ウーター・ヘメルの歌声と相性抜群。

しかもほとんどがウーター・ヘメル自身のオリジナル曲というマルチぶり。

穏やかな歌い出しから一気にスウィングするオープニング・ナンバー「Details」は相当なインパクトがあります。

そして個人的にこのアルバムのベストトラックに推したい「Cheap Chardonnay」はスムースなビートと心地良く弾むピアノのバッキングも最高な名曲。

何気ないようで思わずジーンとなるウーター・ヘメルの歌が素敵な「A Distant Melody」、ハンドクラップも爽やかなシングルカットもされた「Don’t Ask」、シンガーとしてのスケールの大きさを感じる「Would You」…いいですね。

最近男性ジャズシンガーで大きな話題になる新人はほとんどいませんでしたが、このウーター・ヘメルはスターになる才能が備わっている気がします。これは今後の活躍も楽しみです。

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